風の村花日記

風の村の歴史1

 高齢者福祉施設風の村建設の構想がスタートしたのは、1994年だったと思います。
 今、特養風の村が建っている場所の近くに、当時の私の職場、生活クラブ生協千葉の研修施設があり、理事や職員が泊りがけで研修に出向いていました。その土地の所有者は、生活クラブに牛乳を出荷していた酪農生産者、飛田洋さん(故人)といいます。飛田さんと私はうまが合い、研修に行った際に彼を呼び出し、研修施設のホールで酒を酌み交わすことが良くあったのですが、その席で、彼が、自分の土地を提供しても良いと言ってくれたのです。これが話の始まりです。
 そして、翌95年に高齢者福祉施設建設準備会が発足しました。
 委員は、生協の組合員である家庭の主婦の人がほとんど、私を含めて数人の職員もメンバーに加わりましたが、福祉に関しては右も左もわからないずぶの素人ばかりの集団でした。
 コンセプトは、「自分が住みたいと思える施設をつくる」という一点、どこへ向かうのかまったくわからない船出でした。
 自分が住むとしたら「雑居部屋はイヤ、個室じゃなきゃ」という気持ちはほぼ全員の共通感覚でしたから、最初に考えたのは、全室個室の施設を探して見に行こうということでした。
 そこで行ったのが、富山県宇奈月町にある「おらハウス宇奈月」という特養です。当時、全室個室の特養はここ以外にほとんどありませんでした。
 おらハウス宇奈月を訪れた衝撃とそれが風の村建設に決定的に大きな影響を与える出会いにつながったことは次回。



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# by toruikeda | 2009-05-27 13:03

高根台つどいの家オープン式典

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 昨日は、高根台つどいの家のオープン式典、妻が会場の花生けを依頼されました。
会場の各所に行けた花を紹介します。
 一番上にあるのは、メインの式典会場に生けたものです。

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# by toruikeda | 2009-05-24 23:49

風の村の山羊と絵

 次に風の村へ花生けに行くのは、来週の日曜あたりになりそうです。
そこで、今日は、風の村の山羊と一枚の絵を紹介します。
 まずは山羊、どこから来たのか、半年くらい前に貰われてきた一頭の山羊が何と妊娠していたようで、2頭の子山羊を産みました。普通、双子で仔が産まれると二匹目は死産になることが多いと言われるそうですが、この子たちは元気に育っています。
 貰われてきた親山羊は風の村にちなんで風ちゃんと名づけられました。雪ちゃんがよいという根強い意見もあったようですが…
 そして生まれた子たちは、めいちゃんとさくらちゃんと名がつきました。

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 この写真は、風の村の職員辻口君がとってくれました。どちらがめいちゃんでさくらちゃんがどちらかがわたしにはわかりません。辻口君、教えてください。

 次に、この写真を見て下さい。
 花を生けるスポットの一つ、エレベーター横に掛けてあります。

この絵は、幕張ベイタウンの中にある画廊のご主人からもらったものです。
ある朝、その画廊の前にこの絵が置いてあったのだそうです。ご主人は全くわけがわからず、やむを得ず、警察に拾得物として届け出ました。半年経っても持ち主が分からず、結局そのご主人のものになりました。それを風の村にどうぞとご寄付いただいたのです。
この絵の作者は笹倉鉄平、版画です。絵の中にPP7/7と記されてあります。
そのご主人によると、PPというのはPRINTER'S Proof の略で、版画を制作した工房が自ら所有するために残したものです。7/7というのは、7枚のうちの7枚目ということです。APという刻印がある場合もあります。Artist Proofの略で作者自身が自分の手元に残すもの、5/3となっていれば、5枚のうちの3枚目ということだそうです。
版画は数百枚作る場合が多いようですが、すべてが同じ出来栄えになるわけではなく、l一般的には、番号が若い方が質がよく、価格も高くなるようです。APやPPは、その最初のほうのものなので、版画の質が良く、かなりの値段になります。
この作品は、笹倉鉄平の「デイドリーム」という絵で、そのPPは、かなり価値が高いものです。
風の村にお出でになることがありましたら、ぜひ、この絵をご覧になってみてください。


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# by toruikeda | 2009-05-24 23:15

今日の花

 今日は、妻が一人で風の村に行きました。
しかし、写真がありません。今日は鉢物を購入して置いて来ただけの手抜きだったので、お見せするようなものではないからです。手抜きをしたのには理由があります。明後日、23日に先日紹介した高根台つどいの家のオープン記念イベントが予定されているのですが、その施設長から、妻に、会場の花を生けるよう依頼が来ているのです。明日、1日かけて花を生けるために、今日は、その下準備に時間がかかり、風の村の花は手を抜かざるを得なかったようです。我が家の浴室は、今、明日生ける大量の花の保管庫となっており、風呂に入ることができません。
 私はといえば、午後から透析でした。本来は金曜日なのですが、明日は、遅くまで仕事があるので、今日に変更したのです。こうした変更は割に自由にできます。
 私が通う千葉社会保険病院には、70程度の透析ベッドがあります。透析病院としてはかなり大きな規模です。通っている人の年齢層は実に多様で、20代と思われる女性の方もいます。私のような通勤者も多く、更衣室の指定されたロッカーでスーツから寝間着やジャージーなどに着替えて、透析室の定められたベッドに向かいます。更衣室や透析室の人間模様は実に面白いですよ。男女の更衣室は隣り合わせでカーテン1枚で仕切られているだけなのですが、女性用更衣室は実ににぎやか、世間話、笑い声でうるさいくらいですが、こちらはほとんど無言で、黙々と着替えをするのみです。挨拶すら、ほとんどしません。
「男は地域で生きていけないぞ」と思いますね。

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# by toruikeda | 2009-05-22 00:14

辻さんの本

 先日、前厚生労働事務次官、辻哲夫さんの著作「日本の医療制度改革のめざすもの」という本を紹介しました。今日、透析中にその本を読んでいたら、何と私の職場「さくら風の村」が紹介されていました。これからの医療は、医療的なケアが必要な人を在宅で支えるための、医療間(病院と診療所、訪問看護ステーション等)、医療と介護の連携が必要だという主張に関連して、そのモデルとして、山崎章郎さんがつくった「ケアタウン小平」と「さくら風の村」が紹介されていました。
 さくら風の村は、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、デイサービスセンター、ショートステイ事業所に加えて、訪問看護ステーション、訪問診療所の医療機能も併設した在宅総合支援センターです。辻さんには、一昨年11月のオープン記念イベントにお出でいただき、大層評価していただきました。
 しかし、この2ヶ月くらいの間に、たまたま3回ほど辻さんとお会いする機会があったのですが、著作の中でご紹介いただいたことは、全然聞いていませんでしたので、とても驚き、またうれしかったです。
 さくら風の村の詳細は、社会福祉法人生活クラブのHPでご覧いただければ幸いです。


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# by toruikeda | 2009-05-18 21:48



社会福祉法人生活クラブ理事長の日記

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