風の村花日記

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特養をよくする特養の会の現地報告

 特養をよくする特養の会の有志5人(京都同和園から2人、同じく丹後苑から1人、千葉杜の家から2人)が先遣隊として今日現地に入りました。
 以下、同和園園長橋本さんからの現地報告です。被災現場はかなりひどい状況で、支援に入るには精神的なダメージを勘案しなければならないようです。

> みなさま←橋本
>
> 現在、石巻市のせんだんの杜ものうに入りました。ここは、石巻以北のボラン
> ティアの拠点となっています。
>
> 本日は、仙台市のひなたぼっこにたちより、飯田さんの所の若いふたりと合流
> し、その後、最前線の女川に行きました。
> 途中の石巻市の中心部の破壊状況はひどく、みんな言葉を失いましたが、更に女
> 川に入ったとたん、思考が停止しました。
> 避難所で一番大きい女川第2小学校のボランティアセンターで社協の人と武田和
> 典さんと池田昌弘さんらと合流し、打ち合わせ、その後地域ケアセンターに行
> き、飯田さんの所の若いふたりは、そのままそこに残ってくれました。すごいで
> す。尊敬致します。その後、遊楽館という体育館みたいな所の炊き出しを視察に
> 行き、そこで震度5の余震に会いました。(現地の人はなれていましたが、我々
> は恐かったです)
> これから、活動しているボランティアが帰ってきて打ち合わせをして、やっと食
> 事です。
>
> こちらの現状は、予想よりもひどいといった感じです。
> 避難所ごとに全く状況が違いますし、私的な避難所もたくさんあり、現場で状況
> を把握して、ニーズを引き出すところまで全く届いていません。女川は、未だに
> がれきの山を自衛隊が丁寧に不明者の捜索をしているのを待っている状況でした。
> ただ、この地域は住民の共同が強くなかなか外から入れないとのことでした。
>
> これから、明日の活動について打ち合わせをします。
> せんだんの杜には、全国から個人的なボランティアが続々と入ってきています。
>
> 正直、かなり悲惨な現場であることは間違いありません。派遣する職員は、きち
> んと意思確認を取った方が良いと思います。
> 2日前に入った、ボランティアさんが精神的に持たなくなり逃げ出しました。
> よくする会としても当園としてもどのような派遣をしようか、悩むところです。
> 当面の問題として、飯田さんの所の2人は、4月3日までですので、その後を手
> 配する必要があります。とりあえずは、同和園の職員を派遣します。看護師も1
> 名参加予定です。
>
> 明日もみんなで頑張ります。

> みなさま←橋本
>
> 対策会議は、かなり広範囲の内容で、高齢者に特化できる内容ではありません。
> 私たち3人は、よくする会としての支援体制を構築すべく、明日は別行動を取
> り、石巻市内の介護施設をとりあえず当たれるだけ当たり、女川まで行ってみよ
> うと思います。
> 流されて、施設ごと別の所に移ったとか、入所率200%くらいの施設があると
> かの噂は聞きます。
> また、石巻市の地域包括は壊滅状態だそうで、在宅の状況もつかめていないそう
> です。
> 女川は、それ以前の問題で、町全体がなくなっています。おそらく生き残った人
> 全てが町を離れることになるでしょう。
>
> 事務局 橋本武也
by toruikeda | 2011-03-24 23:12

現地報告2

 東北関東大震災共同支援ネットワークの現地本部に、明日、特養をよくする特養の会のメンバー、京都同和園から2人、同じく京都府京丹後市の丹後苑から1人、千葉の杜の家から2人のスタッフが行きます。
 生活クラブでは、4月4日から1週間、第1陣2名を派遣する予定です。
by toruikeda | 2011-03-23 21:01

現地からの報告

 軽費老人ホームの建設準備等で連携しているホームレス支援ネットワークー市川ガンバの会から、生活クラブと連携して被災地支援を行ないたいとの要請がありました。
 市川ガンバの会は、全国60団体で作っているホームレス支援全国ネットワークのメンバーであり、この全国ネットワークが被災地支援を開始しています。千葉でもガンバの会がこの活動を行うにあたって、生活クラブと連携していきたいとのことです。
 そこで、急きょ、本日午後6時から、ガンバの会、社福生活クラブさらに生活クラブ生協とJFSA(古着輸出でパキスタンの子どもを支援している団体)が加わって4団体で打ち合わせを行ないました。

 被災地には、ホームレス支援団体が3団体あり、既に避難所等への支援を開始しています。また、生活クラブは、全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)を中心に設置した現地の東北関東大震災共同支援ネットワークと連携していきます。
 今日の打ち合わせでは、上記3団体や東北関東大震災共同支援ネットワークなどと緊密に情報交換し、必要なものが必要な人に届くような、「すき間を埋める」支援を行なおうということで一致しました。今後、それぞれの組織で議論したうえで正式なネットワーク組織をつくります。
 
 
by toruikeda | 2011-03-22 22:26

さいたまスーパーアリーナの件

  社会福祉法人福祉楽団の飯田さんから、昨日のスーパーアリーナの状況について以下の報告がありました。さいたま市、埼玉県がコーディネートを開始したことが確認できましたので、風の村での要介護者受け入れは中止しました。千葉県も被災者受け入れの本格的なコーディネートを開始するようですので、それにもとづく受け入れを行なっていきます。

 > 今日の、さいたまスーパーアリーナの状況です。
> うちの相談員1名が行っていますので、その職員から報告です。
>
> 今日は、さいたま市が動き始めているらしく
> ニーズの高い人は、だいぶ拾えてきている様子。
>
> 昨日のメールを見てくれた近隣の施設、2施設で、
> アリーナに行ってくれることになり
> 緊急入所も受け入れてもらえることになりました。
>
> 現地の情報と、埼玉県庁とのやりとりでは
> 明日からは、行政もある程度動けるのではないかと。
> とりあえず、ひと安心です。
>
>
> ご提案の件ですが
> アリーナにあるニーズは、明日、明後日には拾えるのではないかという推測です。
> もし、人員を送れる体制をつくれるのであれば
> なるべく、被災地に近いほうの施設に派遣できないでしょうか。
> 厚生労働省がとりまとめて、段取りしているようですが
> 派遣は28日以降になる見込みだそうです。
> 勝手に、被災地の施設に乗り込んでいくような形でいいような気もします。
>
>
> それと、避難所での感想です。
> 時期がお彼岸ということもあり、話をしていると
> お墓とか、仏壇をそのままにして来てしまったということに心配している高齢者が多いよう
> に思いました。
> 家族の中には、地震後、お墓を見てきて、倒壊していたけど、「おばあちゃんには絶対内緒」
> と言っていました。
> 僧侶の方など、袈裟姿で、避難所に行って、お経でもあげられると安心できるのかなと。
>
> 次のフェーズとして、そういったケアが必要になってくると思います。

鴨川では、亀田総合病院が中心になって、いわき市の老健施設の入居者を全員かんぽの宿で受け入れることになり、昨日、到着したとのこと、素晴らしい取り組みだと思います。
by toruikeda | 2011-03-22 09:06

柏介護ステーションからのボランティア報告

 昨日、柏介護ステーションから旭にボランティアに行った梅津さん、酒巻さんから、以下の報告が届きました。

 「8:30に到着、すでに受け付けは長蛇の列。昨日は1200人の参加があったとのこと。「5人以上で団体受け付けができ、すぐに登録できる」と、声をかけられ急きょ見知らぬ方とグループを組み登録を済ませる。さらに、被災者からのボランティアニーズに沿って、要請に応じた人数のグループになり依頼者宅に向かう。10時近くであった。

 自分たちは 徒歩で行ける場所だったが、ボランティアの送迎車で向かわなければならない所もあった。横根の被災地は海抜の低いごく一部の区間であったが、1階の天井まで泥で汚れた跡があった。被災者からのニーズをリーダー役の人が聞き取り 指示をだす形で作業を進めた。被害にあった家に、住めるか住めないかに関わらず、まず後片付けをしなければならない不安やストレスがあることを、家主を始め被災していない地元の方々からも感じた。今後も ニーズに合わせて活動できるように連携を取っていきたいと思った。」
                
                                                               以上、
by toruikeda | 2011-03-21 13:09

さいたまスーパーアリーナからの受け入れへ

 生活クラブと親しくしている社福福祉楽団の飯田さんが福祉系MLに以下の通りさいたまス―パアリーナの状況を報告していました。飯田さんと相談し、明日以後、風の村での受け入れを検討していきます。


> みなさんへ
>
> さいたまスーパーアリーナの状況です。
> 本日、私も含め「杜の家やしお」の社会福祉士3名で現地に行ってきました。
> 医師の回診や、弁護士、社会福祉士などが活動をしていました。
>
>
> 在宅で、介護をしていて避難してきた人には大変な環境だと思いました。
> 避難所で、おむつ交換をしていた人や、認知症で徘徊がある人など
> 当施設で緊急と判断した方5名プラスその家族2名を受け入れました。
> 1名は脱水からか発熱しており、生命の危険を感じました。
>
>
> 相談活動やアセスメントなどは、人手もいて比較的できていたと思いますが
> アセスメント後のサービス提供がありません。
> 介護事業所で活動していたのは、今日はうちだけでした。
> 相談、アセスメント後のサービスがないと意味がないと、改めて感じました。
> 医師も回診しにくるのですが、その後、どうしようもないので
> そのまままた巡回していくだけです。
>
>
> 行政は、ほとんど機能していません。
> 被災自治体はもちろんですが、
> 埼玉県、さいたま市とも、介護事業所とのコーディネイト役は期待できません。
>
>
> 避難所には、まだ高齢者が多くいます。
> 避難生活が続くと、2~3日で急激にレベルが低下してくると懸念される方も
> まだ複数いました。
> 今後、予想される避難所の移動に耐えられるとは思いません。
>
>
> 施設への緊急入所が必要だと思われる方も、まだいますが
> 「町の人と離れたくない。」
> 「家の年寄りだけほかのところへ行かせるのは忍びない。」
> との理由で、今日は施設入所を見送った人もいます。
> ただ、本人の状態の変化によって、本人、家族とも心境の変化があると思います。
>
>
> さいたま市内の特養では合計で100名くらいの受け入れが可能なようですが(さいた
> ま市当局の情報)
> コーディネートがうまく機能していないので
> 緊急入所にはつながっていないようです。
>
>
> ここは、社会福祉法人が県や老施協などに関係なく
> 独自に動く必要があると思います。
> ぜひ、近隣の関係者のみなさま現状の確認だけでもお願いしたいです。
>
>
> 介護福祉士会のみなさん
> 大きな避難所などで、仮設のデイサービスを開設できないでしょうか?
> 要介護者を抱えている家族は、それで日中の時間が自由になれず困っています。
> 今日は、介護福祉士会の活動は見られませんでした。
>
by toruikeda | 2011-03-20 21:52

今日のボランティア報告

 今日は、風の村から3人、柏介護ステーションから2人が旭にボランティアに行ってくれました。
以下は、風の村の伊藤さん、同じく作田遥さんからの報告です。
柏介護の職員からの報告は明日掲載できると思います。

只今風の村に到着しました。旭市に到着したときは、どこに被害があるのか分からないほど、お店が開いていました。しかし海沿いに近づくと家屋が津波によって倒壊していたり、道路が陥没していたり、ガードレールが津波で壊れていました。
ボランティアの内容は津波によって被害を受けた、家の家具や砂の撤去作業を行いました。いざ作業を始まると、何処から手をつけていいか、分からないほど被害がありました。家の持ち主の方が自分の家の家具や砂の撤去作業をしているのを見てどう思ったかと、色々考えてしまいました。
作業はとても大変で、冷蔵庫、テレビなど運び、なかでも、畳が海水を吸い一番重かったです。作業時間はボランティアの方が2000名近く集まった、おかげで12時~15時までの作業でしたが、その三時間でボランティアの方と、作業も無事に終わり、とても大変でしたが、道で会う人に「ありがとうございます」と言われボランティアをやって良かったと思いました。  
                                                             伊藤仁志
                                                                     飯岡に到着すると、各地からあつまったボランティアの方々がすでに列になっていました。地元の高校の野球部の少年達、同じ八街から来たという若い人のグループ…。様々な方が被災地の力になる為に集まり、スタッフさんは地域のニーズに応えられるように懸命にボランティアのコーディネイトをしていました。5人で班を作り、合計30人でグループとなって現地へ出発しました。
私達が向かったのは海岸沿いの道路から50mくらい入ったところにあるお宅でした。玄関も他の扉も砂や中の物がひっかかり開かない状態。外からこじ開けると部屋の中は物がぐちゃぐちゃに泥にまみれており、”広かった”という庭にはどこからきたのかわからない屋根がありました。家主の希望は"遺影をとってきてほしい"。高齢の女性の方でした。奥の部屋にかけてあった遺影はなんとか波が届かなかったようで、そのままの状態で家主の元に渡りました。
大きな家具を撤去し、泥の中から物を拾い上げていると、写真や仏壇のもの、何かの記念と思われる物などがありました。泥にまみれ、捨てられる一見ごみに見える物は、その家庭の方達が長年そこで生きてきた思い出の品でした。…言葉が出ませんでした。ふと手に取った箱には、水に濡れてはいましたが大事にしまわれた巻物が入っていました。家主とご家族に見てもらうと「これ、言ってた掛け軸じゃない?」「あ~そうそう。持っていきます。」と鞄にしまっていました。私があの時無造作に捨ててしまっていたら、家族には還らなかったのかな、と思ったら自分の手に持っているものの重みを感じました。
作業中、窓から隣の家の様子が目に入り、そこでは被害は受けているものの、家具もあり、電気も通っていました。作業メンバーと、この家と隣の家の何が違うんだろうね、と小さくつぶやきました。
作業をすること3時間。どこから片づけていいのかわからないような状態だったお家は、家の中の泥も掃き出され、庭の屋根も撤去されました。人間の力ってすごいな、と思わずにはいられませんでした。
災害はいつどこで、誰が被害にあうか全くわからないものだと、今回ほど考えたことはありません。被災地の復興と、被害にあわれた方の日常が早く取り戻されることを強く願います。
                                                             作田 遥
by toruikeda | 2011-03-20 21:29

ブログ、復旧しました。

 何時間か、アクセス不能になっていたが、復旧した。

全国コミュニティライフサポートサポートセンター(CLC)が、東北関東大震災・共同支援ネットワーク を設置し、支援物資、ボランティアの募集を始めました。

http://kyoudounet.jugem.jp/

物資については、もう少し詳細を確認して必要なものをできるだけ確保して送りたいと思いますが、ボランティアの派遣を始めて行きたいと思います。

現在、職員で1週間単位でのボランティアを申し出ている人は11人です。
2~3人単位で連続して派遣してければと思っています。
同一事業所で同時に2人は難しいと思いますので、他事業所職員と組み合わせます。
まずは、それぞれの派遣可能期間をご連絡いただき、その中から、調整して組み合わせを作ります。

足ですが、昨日から、東北急行バスが東京ー仙台ルートの営業を再開しています。
しかし、予約は難航するでしょう。
別の方法も含めて、検討します。
by toruikeda | 2011-03-19 23:08

旭の写真

 昨日ボランティアに行った3人の職員が撮影した写真です。

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by toruikeda | 2011-03-19 08:02

円の急騰

 大震災を利用した詐欺行為が起きているという。振りこめ詐欺やインチキ募金口座の開設などだ。今朝、自宅前のガソリンスタンドが開いたので、長い列に並んでいたら、数台前にすっと割り込んでくる車があった。ことの軽重はあるが、こうしたズルは、本当に腹立たしいし、悲しくなる。しかし、震災後の整然とした態度に諸外国から賞賛の声が相次いでいることを考えると、詐欺行為がニュースとして報道され、長い列に1時間近く並んでいる間に、割り込みがあったのはわずか1台のみであったことこそが、諸外国では信じられないことなのかもしれない。
 それにつけても、もっとも大がかりな「ズル」は、投機による円高だ。大きなダメージを受けた円が強いはずがない。しかし、投機筋からすると、復興に大量の円が必要になることを見越した「円買い」なのだという。円の急騰は、投機という行為がいかに反社会的、反人間的かを如実に表している。
by toruikeda | 2011-03-19 00:05



社会福祉法人生活クラブ理事長の日記