風の村花日記

不登校・ひきこもり・ニート、フリーター対象相談会

 昨日、市川市文化会館でNPOセカンドスペースが開催した「不登校・ひきこもり・ニート、フリーター対象相談会」に参加した。
 生活クラブでは、社会的に不利な立場の人たちの「ユニバーサル就労」をめざして活動を始めている。昨年9月にオープンしたライフ&シニアハウス市川や先月オープンした高根台つどいの家では、地元のNPO等とワークショップを組みながらユニバーサル就労を進めてきた。NPOセカンドスペースとは、「高根台」のワークショップで出会い、つどいの家での就労につながった。
 昨日は、カウンセラーや元当事者だった人などが相談者になり、ひきこもり状態になる人、その親などの相談を受ける会だった。私たちは、「高根台」での出会いを発展させたいと、就労を希望している人たちの受け皿となる企業の立場で参加したのだった。
 会場の5階へエレベーターで上がった。エレベーターの前が広いラウンジになっている。エレベーターを降りると、そこはおおぜいの人でごった返していた。これほど多くの人が悩み、相談に来ているという現実に、まず、大きなショックを受けた。
 約2時間の間に、私たちのコーナーにも、子を心配する親、就労に積極的になりきれない当事者、そして父子連れなど、5組の方々が訪れた。カウンセラーではないので、プライバシーにかかわる踏み込んだ質問などは避けるようにしたが、それでも、それぞれの人が抱える個別的な問題を丁寧にほどいていく伴走者がいないと、就労の実現、継続がむずかしいということを、あらためて実感した。
 生活クラブでは、ユニバーサル就労を全事業所で実現していくことをめざしているが、そのためには、法人内部にカウンセラー的なジョブコーチを配置することが必要だと強く感じた。

さあ、これから風の村だ。今日は何の花を使おうかなあ。



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by toruikeda | 2009-07-12 10:28
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社会福祉法人生活クラブ理事長の日記

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