風の村花日記

福島第1原発

 福島第一原発が深刻な状況にある。東北の被災地は、支援が行き渡らず未だに厳しい避難生活を送る人が多いが、日一日と良くなっていくことが期待される。しかし、原発の被害は真逆だ。日々、被害が拡大し、状況は悪化し続けている。現状はレベル6だと発表された。最初はレベル4とのことだったのだ。チェルノブイリの事故が最悪のレベル7だったわけだが、原子炉に損傷があり、高濃度の放射性物質が水漏れしているということは、最悪のシナリオが充分に予想されるということだということが、素人の私にもわかる。事態が悪くなるということは修復作業がより困難になるということであり、その悪循環に入りつつあるのではないか。
 既に首都圏の水に現実の影響が出ているが、事がどこまで進行するのか、今は祈るしかないのが腹立たしい。
 スリーマイル、チェルノブイリの2つの大事故によって、ドイツのように原発推進政策を全面的に見直す国もあった。核の悲劇をもっとも受けた日本でも、反原発運動が一部の人たちによって続けられてきた。しかし、政府、政治家、研究者、電力会社、マスコミが一体になって一貫して原発建設が進められてきた。芸能人も、最近では地震直前まで2時間ドラマの常連W・Tが「私は必要だと思います」と原発の安全神話刷りこみの片棒を担いでいた。
 本当に、今は、懸命に状況の悪化をくいとめるべく命がけの作業を行なっている東電、下請け会社、自衛隊、消防庁等の職員の皆さんの活動を見守り、祈るしかない。
 しかし、もう原発はいらない。新規建設はもちろん、数十年かかっても現在の原発の廃炉に向かって舵を切るべきだ。この危機を何とか乗り切り、そういう議論を開始できるような状況が早く訪れることを神に祈らずにはいられない。
# by toruikeda | 2011-03-25 18:08

特養をよくする特養の会の現地報告

 特養をよくする特養の会の有志5人(京都同和園から2人、同じく丹後苑から1人、千葉杜の家から2人)が先遣隊として今日現地に入りました。
 以下、同和園園長橋本さんからの現地報告です。被災現場はかなりひどい状況で、支援に入るには精神的なダメージを勘案しなければならないようです。

> みなさま←橋本
>
> 現在、石巻市のせんだんの杜ものうに入りました。ここは、石巻以北のボラン
> ティアの拠点となっています。
>
> 本日は、仙台市のひなたぼっこにたちより、飯田さんの所の若いふたりと合流
> し、その後、最前線の女川に行きました。
> 途中の石巻市の中心部の破壊状況はひどく、みんな言葉を失いましたが、更に女
> 川に入ったとたん、思考が停止しました。
> 避難所で一番大きい女川第2小学校のボランティアセンターで社協の人と武田和
> 典さんと池田昌弘さんらと合流し、打ち合わせ、その後地域ケアセンターに行
> き、飯田さんの所の若いふたりは、そのままそこに残ってくれました。すごいで
> す。尊敬致します。その後、遊楽館という体育館みたいな所の炊き出しを視察に
> 行き、そこで震度5の余震に会いました。(現地の人はなれていましたが、我々
> は恐かったです)
> これから、活動しているボランティアが帰ってきて打ち合わせをして、やっと食
> 事です。
>
> こちらの現状は、予想よりもひどいといった感じです。
> 避難所ごとに全く状況が違いますし、私的な避難所もたくさんあり、現場で状況
> を把握して、ニーズを引き出すところまで全く届いていません。女川は、未だに
> がれきの山を自衛隊が丁寧に不明者の捜索をしているのを待っている状況でした。
> ただ、この地域は住民の共同が強くなかなか外から入れないとのことでした。
>
> これから、明日の活動について打ち合わせをします。
> せんだんの杜には、全国から個人的なボランティアが続々と入ってきています。
>
> 正直、かなり悲惨な現場であることは間違いありません。派遣する職員は、きち
> んと意思確認を取った方が良いと思います。
> 2日前に入った、ボランティアさんが精神的に持たなくなり逃げ出しました。
> よくする会としても当園としてもどのような派遣をしようか、悩むところです。
> 当面の問題として、飯田さんの所の2人は、4月3日までですので、その後を手
> 配する必要があります。とりあえずは、同和園の職員を派遣します。看護師も1
> 名参加予定です。
>
> 明日もみんなで頑張ります。

> みなさま←橋本
>
> 対策会議は、かなり広範囲の内容で、高齢者に特化できる内容ではありません。
> 私たち3人は、よくする会としての支援体制を構築すべく、明日は別行動を取
> り、石巻市内の介護施設をとりあえず当たれるだけ当たり、女川まで行ってみよ
> うと思います。
> 流されて、施設ごと別の所に移ったとか、入所率200%くらいの施設があると
> かの噂は聞きます。
> また、石巻市の地域包括は壊滅状態だそうで、在宅の状況もつかめていないそう
> です。
> 女川は、それ以前の問題で、町全体がなくなっています。おそらく生き残った人
> 全てが町を離れることになるでしょう。
>
> 事務局 橋本武也
# by toruikeda | 2011-03-24 23:12

現地報告2

 東北関東大震災共同支援ネットワークの現地本部に、明日、特養をよくする特養の会のメンバー、京都同和園から2人、同じく京都府京丹後市の丹後苑から1人、千葉の杜の家から2人のスタッフが行きます。
 生活クラブでは、4月4日から1週間、第1陣2名を派遣する予定です。
# by toruikeda | 2011-03-23 21:01

現地からの報告

 軽費老人ホームの建設準備等で連携しているホームレス支援ネットワークー市川ガンバの会から、生活クラブと連携して被災地支援を行ないたいとの要請がありました。
 市川ガンバの会は、全国60団体で作っているホームレス支援全国ネットワークのメンバーであり、この全国ネットワークが被災地支援を開始しています。千葉でもガンバの会がこの活動を行うにあたって、生活クラブと連携していきたいとのことです。
 そこで、急きょ、本日午後6時から、ガンバの会、社福生活クラブさらに生活クラブ生協とJFSA(古着輸出でパキスタンの子どもを支援している団体)が加わって4団体で打ち合わせを行ないました。

 被災地には、ホームレス支援団体が3団体あり、既に避難所等への支援を開始しています。また、生活クラブは、全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)を中心に設置した現地の東北関東大震災共同支援ネットワークと連携していきます。
 今日の打ち合わせでは、上記3団体や東北関東大震災共同支援ネットワークなどと緊密に情報交換し、必要なものが必要な人に届くような、「すき間を埋める」支援を行なおうということで一致しました。今後、それぞれの組織で議論したうえで正式なネットワーク組織をつくります。
 
 
# by toruikeda | 2011-03-22 22:26

さいたまスーパーアリーナの件

  社会福祉法人福祉楽団の飯田さんから、昨日のスーパーアリーナの状況について以下の報告がありました。さいたま市、埼玉県がコーディネートを開始したことが確認できましたので、風の村での要介護者受け入れは中止しました。千葉県も被災者受け入れの本格的なコーディネートを開始するようですので、それにもとづく受け入れを行なっていきます。

 > 今日の、さいたまスーパーアリーナの状況です。
> うちの相談員1名が行っていますので、その職員から報告です。
>
> 今日は、さいたま市が動き始めているらしく
> ニーズの高い人は、だいぶ拾えてきている様子。
>
> 昨日のメールを見てくれた近隣の施設、2施設で、
> アリーナに行ってくれることになり
> 緊急入所も受け入れてもらえることになりました。
>
> 現地の情報と、埼玉県庁とのやりとりでは
> 明日からは、行政もある程度動けるのではないかと。
> とりあえず、ひと安心です。
>
>
> ご提案の件ですが
> アリーナにあるニーズは、明日、明後日には拾えるのではないかという推測です。
> もし、人員を送れる体制をつくれるのであれば
> なるべく、被災地に近いほうの施設に派遣できないでしょうか。
> 厚生労働省がとりまとめて、段取りしているようですが
> 派遣は28日以降になる見込みだそうです。
> 勝手に、被災地の施設に乗り込んでいくような形でいいような気もします。
>
>
> それと、避難所での感想です。
> 時期がお彼岸ということもあり、話をしていると
> お墓とか、仏壇をそのままにして来てしまったということに心配している高齢者が多いよう
> に思いました。
> 家族の中には、地震後、お墓を見てきて、倒壊していたけど、「おばあちゃんには絶対内緒」
> と言っていました。
> 僧侶の方など、袈裟姿で、避難所に行って、お経でもあげられると安心できるのかなと。
>
> 次のフェーズとして、そういったケアが必要になってくると思います。

鴨川では、亀田総合病院が中心になって、いわき市の老健施設の入居者を全員かんぽの宿で受け入れることになり、昨日、到着したとのこと、素晴らしい取り組みだと思います。
# by toruikeda | 2011-03-22 09:06



社会福祉法人生活クラブ理事長の日記