ユニバーサル農業ネットワーク
昨日、ユニバーサル農業ネットワークの会合に参加した。ユニバーサル農業とは聞きなれない言葉でしょうが、以下に、昨日提示した趣意書案を貼り付けますので、是非、読んでみてください。
日本の農は崩壊寸前です。主な担い手が60歳を超えている人が60%を超えています。そしてその多くは跡継ぎがいません。各地で耕作放棄地が急増しています。 農は無限の可能性を持っていると思います。世襲の農業はもう見込みがないのですから、多様な担い手が農にかかわれるような運動と制度整備が強く求められています。 趣意書案 「共に守り、共に拓く農」ネットワークの構築に向けて -団塊シニア、都市住民、「チャレンジド」をつなぐ千葉ユニバーサル農業ネットワーク- 趣旨 わが国は、農産物の海外依存が進行し、食料自給率は先進国の中では飛びぬけて低い40%足らずという状態です。千葉県は全国第2位の農業生産県ですが、担い手の高齢化による離農が進み、遊休農地が年々増大しています。 農業の衰退は、戦後の高度成長、バブル崩壊、新自由主義による諸規制緩和と続く半世紀の間、一貫して進行してきました。効率、生産性、世界標準の価値観が広がり、農の価値は下落し続けてきました。しかし、21世紀も最初の10年を終えようとする現在、いわゆるリーマンショックに始まる世界的な価値観の大変動が起こっており、土、水、太陽、そして何より人間を重視する新しい時代が幕を開け始めていると言えないでしょうか。 そんな中、県内各地で、農地を守るために、都市住民、団塊シニア等の就農支援など、さまざまな活動が展開されています。また、障害者など社会的に不利な立場の人々の就労支援の観点から、こうした人々(「障害者」よりも広い概念として「チャレンジド」と表現しています)と農業をつなぐ活動も広がっています。 足を踏み入れた瞬間にふわっと全身を包み込むような土の感触、足の裏から伝わる大地の鼓動や少し湿った土のにおい。自然とふれあいはたらき、ふと手を休めたときに感じる風の気持ちよさ。言葉ではないその感覚はまた、子どもも大人も、障がいがあっても高齢者でも、どんな暮らしをしていても、全ての人が感じることのできる共通の感覚でしょう。 そこで、農と都市住民、団塊シニアやチャレンジドをはじめとする、その他さまざまなかたちで農に関わる人々や関わりたいと考えている人々をつなぎたいと思います。県内の農地を守り育てるとともに、農を通じてさまざまな人たちが出会い、交流し、はたらきあう(「共に守り、共に拓く」)新しい農業(「ユニバーサル農業」)を進める人たちの交流を図り、その動きを拡大していくためのネットワークづくりをめざします。 活動内容 1 ユニバーサル農業を進める団体、人たちの情報交換、交流 2 ユニバーサル農業を広めるための政策、制度提案 3 ユニバーサル就農を広げるためのコーディネート事業
by toruikeda
| 2010-05-22 00:07
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