卒園式
先週の土曜日は風の村保育園、今週は流山わらしこ保育園の卒園式があった。風の村とわらしこは好対照だ。
わらしこは住宅街の真ん中にあり、敷地もとても狭い。対する風の村は森あり、田んぼあり、特養風の村と共有する風の杜という広場が恰好の遊び場になっている。また、わらしこは、「さくらさくらんぼ保育」という理論的にも実践的にも確立した保育方法に基づき、14年間の無認可保育園の期間を経て6年前に認可保育園として出発したのに対し、風の村は、保育園を作りたいという思いを持った保育士や生活クラブ生協の組合員などが、運営のあり方を一から話し合って開園した。 2つの卒園式を比べると、それらの違いがそれぞれの特徴となっていて興味深かった。 わらしこのそれは、「修了式、卒園式」としていることでわかるように、卒園生だけでなく、ゼロ歳児を除く前園生が参加し、1年間の保育実践の成果を保護者の皆さんなどに紹介する。子供たちは普段と同じ軽装で、歌を歌い、リズム体操、跳び箱などをたっぷり2時間披露する。その形式は、基本的に各年変わらず、保護者も一体になった式進行は安心して見ることができる。 これに対して、風の村は開園して3回目の卒園式で、職員たちが「どういう卒園式にしたらよいか」と、話し合い、悩み、模索しながら、1年ごとに新しい趣向が増えている。日々の保育も、同じようにみんなで手探りしながら作り上げる途上にあるのだとわかる。 そうした違いが、それぞれ良い結果をもたらしていると感じられることがうれしい。
by toruikeda
| 2010-03-28 01:14
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